古くからのラリーファンであれば垂涎の名車2台がセットになった豪華な2パック。
フィアット131は、古くからレーシングカーなど高性能車の製作を得意としていたアバルト(当時はフィアット傘下で部門化)が、世界ラリー選手権(WRC)のグループ4規定に合わせて製作したホモロゲ―ションモデル。
その性能と信頼性は高く1977年、1978年、1980年のWRCを制している。
ラリー037もアバルトが開発したラリー用ホモロゲ―ションモデルで、こちらはベースモデルに対する改造の自由度が高いWRCのグループB規定に合わせてモディファイされていた。
車体中央にエンジンを積んで後輪を駆動させるのはベースモデルのランチア ベータ モンテカルロ同様だが、エンジンは縦置きに変更され、スーパーチャージャーを装着、ボディも空力性能と軽量化を追求した専用のFRP製カウルが装着されている。
両車ともに、モータースポーツと密接なアメリカの石油会社、ガルフオイルのカラーリングで仕上げられている。