1966年、レース用に開発されたHEMI V8エンジンも選択可能なマッスルカーとして登場したダッジ チャージャー。当時のアメリカの中型車としては珍しいファストバックスタイルが特徴だった。その後幾度かのフルモデルチェンジを経て1978年まで生産された。1982年には前輪駆動の小型ハッチバックの名称としてチャージャーの名は復活するが、マッスルカーのイメージとはかけ離れており、商業的にも成功しなかった。2005年にはHEMI V8エンジンを搭載するなどマッスルカーらしさを取り戻した3代目チャージャーが復活。2011年には4代目へとスイッチし、性能は一段とアップして、ホットウィールがモチーフに選んだヘルキャットは717馬力のHEMI V8エンジンを搭載して最高速度は320km/h以上を誇った。後に太いタイヤを収めるためのワイドボディ仕様も追加。同車は映画『ワイルド・スピード』シリーズ第10作の『ファイヤーブースト』で舞台となったローマ市内で、転がり続ける大型の円形爆弾に体当たりしながら軌道修正をかけるシーンで大活躍する。