1980年代中盤に世界的に人気のあったグループAカテゴリーのツーリングカーレース。そこでの勝利を目指して開発され、見事席巻してみせたのが1989年に登場した第2世代のGT-Rだ。第2世代のGT-Rは8代目スカイラインをベースにしたBNR32型、9代目スカイラインをベースにしたBCNR33、そして10代目スカイラインをベースにしたBNR34型へと進化していった。今回のホットウィールではBCNR33型を題材に選んでいる。BCNR33は、先代(BNR32)と比較して、ホイールベースや全幅・全長が拡大されたものの、車重アップは最低限に抑えて、車体剛性アップや足まわりのセットアップの巧みさによって、運動性能はブラッシュアップされている。ホットウィールでは日本のチューナーHKSが1995年に製作し、当時としては驚異的な、筑波サーキット2000を1周1分以下で周回するなど、数々の記録を打ち立てたデモカー、T-002にインスパイアされたグラフィックスで仕上げている。