ポルシェ911によるモータースポーツと言えば、サーキット・レースのイメージが強いが、実際はラリーにおいても古くは60年代から、リアエンジン&後輪駆動の強みを生かして活躍しており、1984年には世界一過酷なラリーと称されることも多い、パリ・ダカールラリーに4輪駆動化した911、タイプ953で出走して見事総合優勝を果たしている。そんな名車にインスパイアされる形で、ポルシェ自らが現行型の911(992型)をベースに車高を上げて大径タイヤを履いたオーバーランディング・スタイルのカスタマイズを施してリリースした2,500台生産の特別限定車が911ダカールである。ホットウィールは同車をモチーフに、旅支度を載せたルーフキャリアをモールドするといった遊び心を加味したスタイルとなっている。